【言わなくてもできる!】子供の自立を促すためにやってみていること
わが家の長男は、5才半になりました。
身の回りのことは、だいたい自分でできます。
着替えだって、保育園の準備だって、おもちゃの片付けだって。
ですが・・・やりません!
言っても言ってもありません!
最終的には、私が怒って、やっと行動する。なんてことも、しょっちゅうです。
『怒られるから、怒られないために、行動する』
この習慣を、どうにか変えたい!とずっと思っていたんです。
でもどうしたらいいのか・・・
ですが最近、ある1冊の本を読んで、今までの関わり方を変えてみることにしました!
今回は、その1冊の本の紹介と、
それを読んで私が感じた事や
実践し始めた事などを書きますね!
子供の自立性を育てるための本
私が出会った本は、「子どもの心のコーチング」という本。
もともと、コーチングに
興味があったんです。
この本で私が最も印象に残ったことは2つ。
・子供のことを、親が言わないと「できない子」として接するのではなく、自分で「できる子」として接する。
・子供の行動で起こった結果に対し、自分が背負うべき責任を教える(失敗を経験させる)。
わが子がかわいいあまりに、ついつい、失敗しないように、ケガをしないようにって、口出しが多くなっていたことに気が付きました。
長男は、私が言わなくても、本当は色んなことができるようになっているんです。
もし、まだ上手くできないことであったも、失敗して、恥ずかしい思いをしたり、イヤな経験をすることで、次には自分の行動を改めようと試行錯誤する。
そんな経験が大切なんです。
わが子のためと思って言っていた、
「〇〇やりなさい」「それはダメ」「早くしなさい」
こんな言葉かけが、本人の自発性を妨げてしまっていたのかもしれません。
この本を読んで
「最初は失敗するのは当たり前。
そのうち、絶対に子供が自立して
できるようになるって信じて
接し方を変えてみよう」
そう思いました。
わが家で取り組み始めたこと
自分でできるようになってほしいことは、山ほどあります!
どれも、これも、私が怒れば、自分でできる行為ばかりです。
ですが、いきなりタスクが増えると、子供にとっても私にとってもストレスがかかります。
なのでまずは、ある2つのことに取り組むことにしました。
①約束の時間を守る練習
今までの対応
たとえば、私が仕事で、子供たちは保育園に行く平日の朝の話。
私は毎日「長い針が6番になったら家を出るからね」と伝えていました。
でも、自分で準備なんて全くしませんね( ;∀;)
3歳の弟と一緒に、いつまでも、遊んでいます。
「6番になったら出るんだよ。それまでに準備してね」
と時々声をかけますが、結局は私に怒られるか、無理矢理着替えさせられる毎日。
私も子供たちも、モヤモヤが残る毎朝でした。
新しい対応
対応を変えた初めての日
「長い針が6番になったら家を出るからね」
この言葉かけは変りません。
いつもと同じように、子供たちはいつまでも遊んでいます。
そして、長い針が6番になったとき・・・
私は本当に、家を出ました。
今までだったら、子供たちが準備するまで待ったり、手伝ったりして、結局家を出るのは10番になるころ・・・
この日は、ママが本当に家を出てしまったので、子供たちは大慌て!
ママ!待って!
着替えてないよ!
そうだね、まだパジャマだね。
でもママは、6番になったら
家を出るよって言ったよね。
ママは先に保育園に行って
準備をしてるから、
早く来てね。待ってるよ。
そう伝えました。怖い雰囲気を出さないように、冷静に(笑)
内心、「大丈夫かな?」「慌てて出てきて自転車にぶつからないかな?」とドキドキしながら、先に家を出ました。
あんまり家から離れないように、ゆっくりゆっくり歩いていると・・・
しばらくして、着替えた長男と、パジャマのままの次男が、保育園リュックを背負って、走って出てきました。
12月だけど、ふたりは上着を着ていません。
でも、「リュックを忘れずに持ってこれたね。」
「雨が降りそうだから、ちゃんと長靴も選んできたんだね。」「かっこいいじゃん。」
そんなことを話しながら、保育園へ。
今までと違う対応に、子供たちは保育園に着いてからも、まだ、ちょっと戸惑っている様子。
私も、いつもと違う神経を使って疲れました(笑)
次男が、パジャマで登園をしたことについて、
「パジャマで外に出ることは、かっこ悪いことだよ。」「おかしなことなんだよ。」と伝えました。
保育園の更衣室で、私が着替えさせることもできるのですが、この日はあえて、パジャマのまま教室へ送りました。
対応を変えた2日目
「長い針が6番になったら、家を出るからね」
この日も、この言葉を、子供たちの様子を見ながら、ときどき声掛け。
なんとこの日、長男は約束の15分前には
着替えを終えて、いつでも出られる状態に。
「ぼくは、準備終わったよ!もう遊んでいいんだよ!」と長男は、なんだか得意気。
まだ、パジャマのままの次男が、
ママ、ぼくも遊んでもいい??
そう聞いてきますが、遊ぶかどうか判断するのは、次男がすべきこと。
遊ぶことを選んだ結果、起こってしまう事も、次男の責任なんです。
なので私はその質問には答えず、
「ママは、6番には家を出るからね」
「先に行っちゃったら、後でちゃんと来てね」
長い針が5番になったので、私が上着を着て、外に出る準備をしていると・・・
ぼくも!一緒に行く!
そう言って、慌てて着替えを始めました!
遊びを始めようとしていたのに。
自分で服を脱いで、着る服を選んで、着替えを済ませることができました。
この日は二人とも、上着も忘れずに着ることができ、「ぼくたち、ちゃんとジャンパーも着れたでしょ」と、二人して得意気でした。
たった二日ですが、彼らの成長を見ることが
できて、うれしかったです。
しばらく継続してみようと思います!
②自分の食器を洗い場に持っていく練習
今までの対応
「食べ終わったら、自分の食器は洗い場に持って行ってね」
そう声かけをしていましたが、もちろん、やってくれません(笑)
何度も何度も言って無理矢理片付けさせるか、結局は、私が片付ける(^-^;
言うのもめんどくさいので、私が片付けることが多かったですね。
新しい対応
対応を変えた初めての日
朝ごはんのときに使った食器を、片付けずに、そのまま夜ご飯のときまで置いたままにしました。
汚い食器と、夜ご飯が一緒に並んでいます。
汚い食器があることに対して
あまり抵抗が無いようでした(^-^;
さらに次男は・・・
ママ!片付けなさい!(怒)
と、ママのせいにしたんです。
食器の片づけは、『ママの役割』。それが定着してしまっていました。
次男が私のことを怒ったとき
このままの習慣ではいけない!って
思いました。
一方長男は、朝ごはんで使ったお箸を洗っていないので、夜ご飯に使うお箸が無いことに、少し戸惑っている様子でした。
ちょっと、しょんぼりした様子で、スプーンだけを使って、食べていました。
自分が使った食器を
洗い場に持っていかないと
食器が無くなるってことが
わかってくれるといいな。
対応を変えた2日目
次の日も、子供たちの使った食器は、テーブルに置かれたまま。
朝の汚れた食器と夜ご飯が並んだ状態で食べました。
夜ご飯を食べ始める前に、「片付けたら?」って言ってみたのですが、
長男は「ん!いや!食べた後がいいの!」と、顔をそむけて怒ってしまいました。
自分のことは自分で決めたい!
っていう気持ちの現われでしょうか。
長男は、夜ご飯を食べた後、
本当に自分で食器を片付けていました。
『自分で食器を片付ける』課題は、なかなか定着が難しそうだなって思いますが、焦らず、怒らず、見守ってみたいと思います。
まとめ
「子どもの心のコーチング」という本から私が学んだことはコチラ↓
・子供のことを、親が言わないと「できない子」として接するのではなく、自分で「できる子」として接する。
・子供の行動で起こった結果に対し、自分が背負うべき責任を教える(失敗を経験させる)。
『子供が失敗しないように』とか『恥ずかしい思いをしないように』とか、そう思って、私たち母親はなんでもかんでも口出ししてしまいますよね。
私も、それが母親の役割だと思っていたんですが・・・
この本を読んで、『子供が自分で決めて、自分でできるように』育てることが、母の役割なんだと気が付きました。
コメント